岩手県北・久慈地域では、山野に自生する山葡萄の搾り汁を愛飲する風習が古くからありました。現在管内4市町村で山ぶどうを栽培していて、栽培面積は県の4割を占めます。 その中でもわが野田村は、高台にある農家を中心に11戸が約11ヘクタールの山ぶどう栽培をしており、岩手県内第1位〜2位の生産量を誇る山ぶどう産地となっています。
酸味が特徴の山ぶどうは、普通のぶどうの約8倍ものポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCを含むなど栄養価がとても優れています。 古くから、滋養強壮、貧血(増血)、疲労回復などに大変良いとされ、とくに産前産後の女性の栄養補助食品として珍重されてきました。 ただ、とても小粒な上にたくさんの種があるので可食部が少ない分、そこから絞れる果汁も少なくとても希少です。
現在生産されている山葡萄は、自生の山ぶどうの中から選抜し育成したもの。自生の山ぶどうの糖度が12度ほどなのに対して、野田村で栽培している山ぶどうの糖度は16〜20度となっています。 これは、三陸沿岸特有の冷涼な気候(やませ)でじっくりと成熟が進むこと、霜が降りる時期が遅いため、他の地域よりも収穫時期を遅らせ、しっかりと完熟させることが可能だからです。
ぜひのだむらの山ぶどうワイン、ジュース、スイーツなど山ぶどうをお楽しみください
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